2008年09月30日

4th century rainy vacance

9月の最終3日間は、有効期限ぎりぎりで夏休みだったのです。土日とあわせて5日間。

さて、夏休み初日、wktkの金曜日はといえば、これはもう市役所とか、銀行とか、普段は行けない用事があれば不可避的に償却されてしまいます。そこで夕方から、評判の良かった映画「20世紀少年」などを観てしまいました。原作を読んでいなかったので、フルに楽しめてしまいました。
何せ常盤貴子ですよ、やったー。
で、映画観ただけでは何がなんだかよく解からないので、やむを得ず原作も1~5巻まで購入して御帰宅。
もちろん、2時間くらいで読んでしまって、9人のうちあと一人は誰のことじゃい?などと考えておりました。ここまでのところは、充実した夏季休暇の始まりだったのですが…

漫画読んでいながら、なぜかノドが痛い。まさか、連中が散布していた変なウイルスに、スクリーン越しに感染したのか??などと思いつつ、とりあえず抗生剤を飲んで就眠。

翌日27日土曜日。ノドがいたい、咳・鼻水が出る、うぇ~。
本当は、本日から四国に行って、自らの罪業を悔い改めつつ、讃岐うどんを食べようと思っていたのです。しかし、これではアカン。もともと遠足だの引越しだの、何かイベントがあればしっかり熱を出したり、モノモライができたりしていたのですが、さすがに熱がありそうです。とりあえず近所の本屋さんから、昨日の続きの5-10巻と、「讃岐うどん」のバイブル「うまひゃひゃ」を購入し、しつかり中華料理を食べて帰宅。
また漫画読んで、早々に寝てしまいました。

夏季休暇3日目、28日日曜日。予想どおり、やっぱりノドが痛い。咳も出ます。
しかし、それ以前に、外は集中豪雨。
諾、これは「疲れているから、しっかり養生せねばならん」という天の意思に相違あるまい。などと諦めつつ、気になっていた本などを読みながら、貴重な休暇の一日は暮れて行きます。ここで濡れては風邪がぶり返す以前にコジらせてしまうので、しょうがないので雨が小止みになるタイミングで、ピザを注文。ふっふっふ、グランポルチーニじゃ。
(グランポルチーニって、わざわざフランス語なの?)

そして、実は前日の「某韓国時代劇」最終回のビデオ録画があったのです♪
ご存じない方もいるかと思うので簡単に説明すると、神話の頃の伝説の王様が高句麗の時代に生まれ変わって、4つの神器を集めて偉大な王になる、というちょっとドラクエ風の時代劇です。
いやあ、あれねぇ、最初は韓国の俳優さんたちの中に「吉本新喜劇」のような凄い風貌の人がいたり、眉毛や髪型が凄く変で、正直なところ半笑いで見始めたのです。しかし、3枚目と2枚目ではメイクの違いはアザトいほど意図的で、特に私は酒乱のスジニちゃんの隠れたファンだったのでした。
しかし、後半になって空気が変わってきます。悪役でもある親戚の宰相が自害するにあたって、「天が全てを決めるのであれば、人間の努力には何の意味があるのだ。私は自分の息子に、みずからの力で王になれと言いたい。」などと、長―い独白を語ります。そう、既にヨンガリョが。1000年以上も前にミランドラみたいなことを言っていたのです。すると次の回には、悪役側のキハ様とホゲ将軍が、「私達は、偉大な王が誕生するための試練に過ぎないのよ」と言ってのけます。そうですね、これでは悪役の狂言回しの役どころを貰ったようなものです。
このホゲ将軍が、どう見ても主役より見栄えのするいい俳優なのです。悪役側のほうが、人間の苦悩を体現しているという、ドラクエを越えた展開になりつつあり…

そして、今回の最終回。
泣きましたよ、スジニちゃん、酒辞めてたらしい。
しかも、天命で偉大な王になる主役も、なんと最後に4つの神器を壊してしまう。「天の力をお返しする」といってたらしい。

しかし、スピリチュアル全盛の今の日本の体たらく、「天」どころか持ち回りの守護例様にまでいろいろ責任転嫁してしまおうという魂胆に比べたら、このドラマの展開は立派です。
そのうち日本は、韓国に負けるでしょう。

といいつつ、日付は29日月曜日。夏季休暇も残すところあと二日。
無情にも台風の接近で、朝から雨。しかも豪雨の恐れありとのこと。
まだノドも痛く、身体がだるいので、抗生剤を飲んでベッドで半読・半睡。

そして、本日の最終日を迎えました。
もう、四国に饂飩を食べにはいけません。
しょうがないので前述の「うまひゃひゃ」を読むのですが、これが面白くて、今の私にははっきり言って目の毒なのです。

なんか、インドアの視点では充実していたかも。しかし、「雨」と「ともだちウイルス」というやむをえない事情があったとしても、せっかくの5日間、さすがに無念さが残ります。

皆様も、貴重な夏休みの消化には十分ご注意ください。



Posted by mouf at 18:14│Comments(6)
この記事へのコメント
ご無沙汰してます。年中夏休み
に・・・したいけどできてないuramayaです。
インドアとしては最高の夏休みじゃないですか?
ウラヤマしい。

21世紀少年!私も観たかったのですよ~。
しかし、moufさんと同様、映画→原作の流れになること必至と思い
今回の内地行ではパスしました。
面白そうですもんね。ハマって抜け出すのに時間かけたいし。
映画が石垣で観られるのは当分先か、もしくは・・・。
なので、3部作できてからにしようかと思っております。

讃岐うどんは残念でしたね。
コチラの友人が9月に讃岐行ったみたいですが
やはり感動しておりましたよ~。
気候もよかったみたいですし。

moufさんが讃岐の地で饂飩をすすりながら
かの地を満喫されることを、心よりお祈り申し上げて
久方ぶりのご挨拶とさせていただきます。
Posted by uramaya at 2008年10月01日 19:44
どうも。
ところで、こんな感じなんでしょうかね。
いずれにしても、○○のムシ系のムシで、出てきたあたりに、いろいろ解釈つけ放題だとは思いますが。
http://www.ambassadorsoflight.net/jp/mcJun07parasite.html
Posted by 毛布 at 2008年10月02日 02:01
どうもです。

なんか、形状としてはヒルみたいな感じですが、生き物ではなかったような。。。ご紹介いただいたアドレスの先に、ホンマもんの寄生虫の写真などあったらどうしようかと思ってドキドキしながら開きました。

で、なかなか難しい日本語訳(?)で、なかなか読みすすむのが大変なページですね。こんなのあるんですね公開○○とか・・・。

夢ですので、解釈はつけ放題です。学生時代は誰かが夢の話をするたびに「あぁ、それは性的欲求のあらわれ」と言いなじりあっていたのを思い出しました。
Posted by uramaya at 2008年10月03日 00:39
いやぁ、モノの本に「讃岐うどんはうどんの刺身だ!」とか書かれていて、もう自分でもどうしたものかと、我ながら正体なく取り乱している真っ最中なのです。そ、そんなに上手いのか??うどんが??

公開○○まではクリックしていなかったのですが、確かにややこしい文章ですね。しかし、フロイトおじさんのリビド説も、同じくらい自分の日常的な感覚からは距離があって、実感があまりありません。
とはいえ、こんな動画を見つけましたので、まずは深呼吸を3回して、想念を沈めてから御覧下さい。(できれば見ないほうがいいです。)
http://fr.youtube.com/watch?v=GiHtUFuGgSA&eurl

日本人は、自分の価値を社会の座標軸の中に見出そうとするので、ポジションの維持に疲れてしまったり、座標軸を失って無気力になったりしやすそうです。
自分の価値が確立されていて、さらに余力で社会に貢献するタイプの社会ではないので、まあ高校生がそのままでかくなったような青臭い社会に見えるのです。
とくに夏場のアリの巣などをみていると、集団の利益と序列への順応ばかりが求められる生き方に、必ずしも人間の真実があるとは思えないのですが、それでもアリはアリなりに幸せなのだろうか?などと考えているうちに、もうすっかりどんどん秋めいています。

もちろん、讃岐うどんに幻惑される自分に人間の真実があるわけでは全くないのですが、美味いうどんには何らかの真実の片鱗ぐらいは...
Posted by 毛布 at 2008年10月05日 14:49
「讃岐うどんはうどんの刺身」とは素晴らしく的確な表現ですな!うどんには真実のみしかないと思っています。とはいえ、そんなこと言ってたらすぐ偽装とか出ちゃいそうですが・・・。いや、讃岐人が「うどん」を偽装するハズはないです。私は讃岐人ではないですけど、なぜかそういう確信を抱かせる土地です、讃岐。特にうどんに関しては。

動画は・・・、ごめんなさい、動画表示されるまでにタイトル見て「あ、これはダメそう」と思い、ページを閉じてしまいました。サイドに表示される関連動画のキャプチャもちょっと無理めだったので。。。

日本社会が高校生がでかくなったという形容は面白いです。島に関していうと、未就学児童がそのまま大きくなった感じといってもいいかも。だから悪気がなくって、居心地がいいともいえます。子どものような「わがまま」もありますがそのぶん「ゆるし」も存在しているかな。「ゆるい」ともいえます。

アリはだめです。うちにいたアリさんはゼリーにだまされて巣ごとコロリとなってしまいました。不条理な私の手によって、数多くの命が。。。すごき効き目です「アリの巣コロリ」。
Posted by uramaya at 2008年10月06日 18:32
そうなんですよね、一寸の虫にも五分の魂。
このムシたちも、欲を出さずにもっと穏健な動物に寄生しとけば良かったのです、多分。
でも、アリは別で、種族の能力を限界まで駆使して、未知の魅惑的な味覚を一族にもたらし、身をもってその危険性を実証したとかいって、意外と同族から賞賛されてたりします。女王様からハグされたりもして、本人達も満足だったかも知れませんよ。アリ族のレッドカーペットに足あとを標したのです。
でも、みんな同じように黒づくめで、お互いに誰が誰だかよく解からなくて、というかそんなことすらどうでもいい没個性の美学を求められているんですけどね。可哀想に。

いずれにしても、御l供養の意味も込めまして、合掌させていただきました。
それでは。
Posted by 毛布 at 2008年10月06日 21:01
 
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