2005年12月06日

帰国便に乗るときには、これがお薦め!

さて、ヨーロッパを旅行する人々にとってかなり気がかりな要因の一つ、それはロスト・ラゲッジではないでしょうか?
搭乗手続きの際に窓口に預けたスーツケースが、到着地の空港でいくら待っても出てこない。
これは不愉快なばかりでなく、当然なかには身の回りの必需品が入っているわけですし、出張などで仕事がらみのものなんか入ってた場合には、それこそ洒落になりません。

このロスト・ラゲッジ、やはり乗り継ぎ便などの場合に、荷物の転載がうまく行かない場合に発生することが多いようですが、バーコードで行き先を自動振り分けする現代の設備ならば、直行便の場合にはそう簡単に起こるはずがありません。
しかし、「ミラノ乗継ではスーツケースがなくなる」などの数々のウワサは根強くあり、しかもこんな報道もありました。

ちなみに、欧米人の場合でもときどき荷物を盗まれますが、それでも大概の人たちは布製のソフトスーツケースやボストンバックでもたいした不安感なく旅行をしています。
しかし、ヨーロッパに来るのに、気合を入れてわざわざ奇抜なコートを着込んだり、目立つ変な帽子(キキララみたいなのやベレー帽など)をかぶったりして、さらにはブランド品をやたらと買い込んでいく日本人。連中にすれば無駄に金を持ってるわりには無防備な田舎者にしか思えないのでしょう。
しかも、後腐れなくすぐに帰国していくわけだし、被害も保険で充当されるはずだしなどと考えれば、「日本人」とはすなわち「カモのマーク」なのでしょう。

しかも、スーツケースのカギやダイヤルロックなどは、チョロく開けられてしまって、ほとんど意味がないのだそうです。

そこで今回の旅行の最大の発見。
それは、ローマ空港にあったこの設備です。
帰国便に乗るときには、これがお薦め!
これは、スーツケースを乗せた台が回転して、透明なビニールシートをぐるぐる巻きにしてくれる機械で、1回7 Euros (900円ぐらい)。
この粘着シートを全面カッターで切り開いて、さらにロックを外してしまったら、バレバレになるのでもう荷物の輸送ラインには戻せません。すると、開けてしまったこの荷物は連中が処分しなければならないわけで、空港から目立たぬようにこっそり搬出しなければなりません。

少なくとも、ちょっとしたすきにラインから外して中から貴重品を出そうなどとは考えなくなるような設備なのです。

せっかくの旅行の思い出や使い慣れたものが盗難にあうのは、それだけでもとても寂しい気分になるものです。
(しかしこんな設備を空港公認で営業させているあたりのズレた感覚からして、どうにかならないのでしょうかねぇ??)


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